目の感度特性

TV画面で色の認識は、モニターの性能に大きく依存します。TVモニター上で色の指定は、

■明度(輝度)

明度のみで、1色を指定する場合。17段階。(16/256(0.0625/1.0))


明度のみで、隣接2色を指定する場合。33段階。(8/256(0.03125/1.0))(ブルーは、隣接2色がわかりずらい)




65段階では、違いを指定しずらい。(4/256)


■色相

色相の違う同色系統(高彩度)で、1色を指定する場合。9段階。(32/256(0.125/1.0))


色相の違う同色系統(高彩度)で、隣接2色を指定する場合。17段階。(16/256(0.0625/1.0))


33段階では、違いを指定しずらい。



■彩度

彩度の同じ色で、1色を指定する場合。5段階(64/256(0.25/1.0))


彩度の同じ色で、隣接2色を指定する場合。9段階。(32/256(0.125/1.0))


17段階では、違いを指定しずらい。
(16/256(0.0625/1.0))



網膜細胞の中での一定の処理

<継時(けいじ)対比>
特定色をしばらく見つずけると目の色に対する反応に補正機能が働く。例えば、下記のような残像。

明度残像:黒い四角を見てから、すぐ横のスペースを見ると白い四角が現れる 。

色相残像:赤い四角を見てから、すぐ横のスペースを見ると補色(ブルー系)の四角が現れる。

 

<同時対比>
色を単色で感じる場合以外は、複数の色の集合としてとらえることが多いので、隣接する色によって
色の見え方が代わります。

■明度対比:この場合、背景色の明度と反対方向に、図形の明度より強調して見える。


■色相対比:この場合、背景色の色相と反対方向方向に図形の色相がより強調して見える。
 

■彩度対比:この場合、背景色の彩度と反対方向に図形の彩度がより強調して見える。

 
■トーン対比:この場合、背景色の明度、色相、彩度と反対方向に図形の明度、色相、彩度がより
強調して見える。 (明度対比、色相対比、彩度対比の組み合わせ)


■縁辺対比:この場合、境界線で図形がより強調して見える。



色光3原色
短波長「青」、中波長「緑」 、長波長「赤」で色を表現しています。
R+G=イエロー、G+B=シアン、B+R=マゼンダ、R+G+B=白となります。


色彩調和論
     O.N.Rood
     Albert,H,Munsell(彩度の値が同じでも、色相が異なると知覚的あざやかさが異なる)
     M.E.Chevreul
     D.BJudd
     Faber Birren
     W.Ostwald
     P.Moon,D.E.Spencer(調和の関係を美度計算によって割り出す方法を考案)